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ELLE korea 2019年3月号 インタビュー和訳

オンソンウのインタビュー振り返りやります!と宣言した直後…
ありがたいことに嬉しいお知らせが続いたので一旦保留にしていましたが、、笑

 

 

突然始めた過去インタビュー振り返りシリーズ。

第1弾は、ソンウ君のソロ活動開始直後に出た雑誌「ELLE」のインタビューです。

 

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これポスターだとカラーなんだよね

 

 

雑誌の発売は2019年2月下旬。

ソンウ君のソロ活動が始まってすぐというタイミングでもあり、Wanna Oneの頃の活動についてや高校〜大学からプデュのエピソード、既に出演が決まっていた「十八の瞬間」についてなど、非常に濃い内容です。

 

このインタビューのもう一つ素晴らしいところは、インタビュアーさんの質問にソンウ君の過去の発言や名エピソードが散りばめられている点。
なのでそういった補足が必要な部分には注をつけました。

 

 

元記事はこちら(前編&後編)

 

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本当のオンソンウを見せる時

―輝きの中で青春の1ページを埋めた少年の物語は続く

 

 

Wanna Oneのラストコンサート [1*] を終えて2日が経ちました。公式な初の個人活動として「ELLE」とグラビア撮影をやりましたが、どんな点が新鮮ですか。

新しいプロフィール写真を撮る時もそうですし、一人なので何でも早く進みます。Wanna Oneの時はメンバーが11人なので、必然的にすごく時間がかかりました。個人の仕事が一つ二つとできていっていますが、そのぶん新しいことが出来るという思いで楽しいです。もっと忙しくなればいいですね。

 

新たな始まりに対する期待が顔いっぱいに感じられます。

気持ちがどう変わったか分かりませんが、今は怖さより期待が大きいです。

 

「PRODUCE 101 シーズン2」でオンソンウが初登場した場面 [2*] が思い出されます。レベル評価の時に「Aの自信がある人!」という審査委員の言葉に最後まで手を降ろさず、目を引きました。

「自信にあふれているというより、あふれる自信を得たくて手を挙げた」と言ったように、気持ちを整えています。自分の可能性と長所を見つけて自らどんな人間なのかを少しずつ知りながら、前向きな心構えを維持しようとしています。

 

Wanna Oneとして活動した1年6ヶ月、どう成長したと思いますか。

すごく、本当にすごく変わりました。「PRODUCE 101 シーズン2」に出るまでは自信が足りませんでした。「ソンウは大丈夫」という短編映画 [3*] で俳優志望の青年を演じたんですが、こんなセリフがあります。

「僕は夢中になれなくて。夢中になって、本当に情熱を持って…そういう人を見た時、僕も夢中になりたい。僕もハマりたい。でもうまくいきません。怖いです。夢中になってないから無視されるかもって。バレるんじゃないかって」。

僕のことでもありました。輝く存在になりたいのに、気持ちとは裏腹に練習生として評価を受けて指摘され、だんだん自信がなくなりました。オーディション番組にも参加したくありませんでした。何かを見せることが出来るか、確信がなかったからです。

でも、「PRODUCE 101 シーズン2」の出演を機に自信を得ました。Wanna Oneになってからは、他の人に自分を見せることに対して怖さがなくなりました。どんな姿をファンに見せたらより喜んでくれるか考える自分の姿を見て、「こんなに変わったんだな」と思いました。

 

「ソンウは大丈夫」のコメンタリー [4*] で、「勇気」という言葉で映画を定義しました。Wanna Oneとして活動した時間はどんな言葉で表せるでしょうか。

青春です。若い頃という意味ではなく、最も輝いてキラキラしていた瞬間を意味する青春。素晴らしい青春もののように、Wanna Oneを通じて大きな変化を経験し、多くのものを得ました。

今考えてみると、こんなことも起こるんだなあと思います。生きていて一度もできないことを、1年半で経験しました。ファンにはとてもありがたいと思っています。ファンが叶えてくれたことが本当にたくさんあります。

 

ラストコンサートで、ファンクラブ「Wannable(ワナブル)」の名前を何度も呼びました [5*] 。どんな特別な気持ちがあったんでしょうか。

Wannableという名前がすごく好きです。僕にとっては馴染み深く、心の奥深くにある言葉でもあります。最も美しい青春の時期を共に過ごしてくれたファンを呼ぶ間、こんなことを感じました。

彼らと別れるのではなく、記憶の片隅に置いておくと。いつまたその名前を呼べるか分からず、ステージから降りたくなかったんです。ですが、今日こうして呼んでいますね。Wannable。妙な気分です。

 

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Wanna Oneのデビューを控えて、ファンに「いつも一生懸命で、より発展し、変わらずに、いつもそばにいます」という決心を伝えました [6*] 。その約束はどのくらい守れましたか。

80%くらいです。発展しているかはファンが僕を見て感じることなので、自ら評価できないと思っています。それ以外については最善を尽くしました。変わらずに、いつもそばにいるという約束は難しくありませんでした。本気でファンと一緒にいたかったからです。

 

その約束は今後もずっと有効ですか。

もちろんです。初めてこの話をした時、一生のモットーにしようと心に決めました。ファンから大きな愛をもらったので、いつも心に刻んで良い姿を見せなければと思います。

 

Wanna Oneの活動を行いながら嬉しいことがたくさんありましたが、誰に一番最初に伝えましたか。

Wanna Oneのメンバーです。「こういうのをやることになった」「こんなことがあった」など、嬉しいニュースは共有しました。互いを知って応援するために、祝ってもらいたかったんです。

 

Wanna Oneの中で、自分の役割をサッカーのポジションに例えるなら何でしょうか。

中間で攻撃と守備を調節するミッドフィルダーだったと思います。全体的なチームの雰囲気を良くし、メンバーに力を与える役目を果たそうとしました。例えばテレビに出てコンディションが良ければ、他のメンバーがより活発にコメントできるようにして雰囲気を盛り上げようと気を配りました。

 

オーディション番組でも親しみやすさを発揮してムードメーカーの役割をしました。これも才能でしょうか。

正直、ものすごく努力したんですよ。今はかなり良くなりましたが、人見知りがひどいので知らない人に会うとつらかったんです。ぎこちなく緊張して、心の壁を破るまでとても時間がかかりました。これは簡単ではありません。

自分を捨てようと努めると、体力の消耗が甚だしいんです。人を笑わせようとするのも緊張感をなくすためでした。相手が明るく笑うのを見たら、少しずつ壁が崩れていくようでした。

 

忙しい日々の中で疲れたり気力がなくなったりしたら、どうやって回復しますか。

そんな時もメンバーにどんな気持ちなのかを正直に表しました。「イラつくんだ、ストレスがたまる、しんどい」と。そうすれば、10人の中で少なくとも1人は「なんかあった? どうした?」と、いらだちを受け止めてくれました。

僕だけでなく、メンバー皆がそうだったと思います。話せる友人がすぐそばにいるから一人でくよくよせずに、自分の考えと気持ちを打ち明けました。そんな関係の中で、他人の気持ちをくんで配慮するようになりました。一緒に暮らしながらたくさん学びましたね。

 

ステージではいつも驚くほどベストを尽くし、情熱的なパフォーマンスを見せてくれました。そのパワーはどこから来るんでしょうか。

ファンの歓声がそうさせてくれました。一生懸命に練習しましたが、それほどまでではありません。でも、舞台に上がって「ワー!」という声を聞くと力になって、ぐっと自信が湧きます。その瞬間だけは、自分が素晴らしい存在のように感じられます。

 

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「努力型の天才」と呼ばれますが、オンソンウが思う自身の魅力は何でしょうか。

もともと、僕の座右の銘が「魅力あるように生きよう」 [7*] なんです。何か一つに限定せず、いろんな魅力を見せたいんです。人は誰でも、いろんな魅力を持っています。ある日はものすごく愉快で、またある日は慎重で、またある日は心強い姿を見せるように。

僕という人間と僕の感情を、あるがまま丸ごとファンと共有したいんですが、オンソンウとして表現されるいろいろな姿が魅力的に見えてほしいです。

 

そういえば、ファンのために詩と手紙を書いて [8*] 自分の気持ちと真心を正直に表す姿が印象的でした。

さっきも話しましたが、自信がついて自分を表すことに怖さがなくなったというのが最も大きな変化です。見て感じる全てのものをファンと共有したいです。本心から現れる行動なので、怖いとかそういうのはありません。

そして、僕もファンの応えに大きな感動を覚えます。コメントを見ると、文を書く時より気持ちが高ぶります。誰かが僕の気持ちに共感して愛情を持っているということだけでも力になり、癒やしになります。

 

ファンに向けてステージの準備をする間に”幸せな待ち時間” [9*] を感じ、もともと自身にとって待つことは辛いことだった [10*] と言ったこともあります。昔と今、どう違いますか。

大学の合格を待つ、オーディションの合格通知を待つ、結果を待つなど、以前は待つことは心配と怖さ、不安でした。自分がどうなるのかも分からないまま、世界に放り出されて振り回される感じが大きかったんです。今は正反対です。ときめき、期待、嬉しさ。早く会いたいし、早く見せてあげたいです。

 

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今は何を待っていますか。

JTBCドラマ「十八の瞬間」の撮影を控えています。俳優として僕の姿を見せることができるし、毎週ファンと会える機会なので本当に楽しみです。

 

感情表現が苦手な18歳の少年・チェジュヌを演じるそうですね。このキャラクターと、どんな感情を分かち合うことになるでしょうか。

ジュヌは孤独なことに慣れている人です。転校して新しい環境に置かれることになりますが、そこでも寂しさを感じるしかない状況が展開されます。

結末はまだ分かりませんが、ジュヌはその状況を乗り越えながら、自分が受け入れた孤独を少しずつ振り払っていくんじゃないかと思います。僕は孤独や寂しさを遠ざけようとするほうなので、難しくも興味深い過程になると思います。

 

演技をしたいという夢は、いつからどのように持ち始めましたか。

大学で演技の授業を受けました。初めは演技に真剣ではありませんでした。そんな中、みんなで演劇「エクウス」を見たんですが、その日に考えが完全に変わりました。いま目の前で演じているという事実を知りながらも、実際のことのように感じられました。俳優たちはキャラクターではなく本当にその人のようで、セリフの一つ一つが胸に刺さりました。

どうやったらそんなことができるのかと考え、こう思いました。「ああ、僕もあんなふうに演じたい」。「ソンウは大丈夫」で出た「何かに夢中になって本当に情熱を持って…そんな人を見た時、僕も夢中になりたい」というセリフが、その時に演劇を見て抱いた感情でした。

未だ夢中になって演技をした経験はありません。どうかすると、そのためにずっと演技をしているようです。諦めずにやれば、いつか夢中になって演じている自分に出会えるんじゃないでしょうか。

 

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そんな運命的な瞬間がいくつも集まって一つの夢を叶え、新しい夢に向かわせているのでしょうね。オンソンウという宇宙を作る他の場面を挙げるとしたら?

まず、高校の友達に出会った瞬間です。芸能高校に通ったんですが、しばらく寂しさを感じていたことがあります。

ある日、教室に一人でぽつんと座っていた僕に、友達数人がドアを開けて入ってきて言葉をかけてくれました。「何してんの? ご飯食べてダンスの練習しに行こうよ」。その言葉がとてもありがたかったです。誰かがそんなことを言ってくれないかと待っていたみたいです。

その日以来、その友人たちと共に過ごしながらたくさん助けられました。初めは大学には行かないと考えていました。でも母の反対に押されて、ある友人が志願した学校に願書を出し、2人とも合格しました。

もしその友人たちじゃなかったら、大学で演技に接することができなかっただろうし、結局は今の事務所に入れなかったと思います。そうすればオーディション番組に出る機会もなく、Wanna Oneのメンバーになることもなかったでしょう。

また他の運命的なシーンといえば、「PRODUCE 101 シーズン2」で初めてダンスと歌を披露した瞬間、そしてWanna Oneのラストコンサート。より良い人間になり、より素敵な人間になれた時間の始まりと終わりだと言えます。

 

ラストコンサートの余韻がまだ抜けていないようです。今の気持ちを文章にするなら、「Wanna One」の後にピリオド、カンマ、感嘆符、リーダの中で、どの符号を記したいですか。

何もつけたくありません。Wanna Oneは、ただ「Wanna One」です。固有なその感じがちょうどいいですね。

 

自らどんな人間なのか知っていく時間でもあったようです。オンソンウとして生きることは、何が最も楽しいですか。

一言でいうとスペクタクルです。常に新しいことが起こります。高校生になって以降、平凡で繰り返される日常を生きることができないようです。幸い、僕は新しいことに接して経験することを望んでいます。だから、いつも明日が楽しみです。特に最近はさらにそうです。

 

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新たなチャプターを迎えたオンソンウの”1pick”は何でしょうか。

抽象的かもしれませんが、人が重要だと感じます。誰かに会って話し合い、共に時間を過ごしたいです。Wanna Oneで、隣に誰かがいるということがどれほど幸せでありがたいことかを知りました。一人になったので、身近で大切な人に会いたい気持ちがより大きくなりました。

 

写真が趣味だと聞きました。春になったら、カメラを持ってどこに行きたいですか。

去年の夏に行った南怡島(ナミソム)にまた行きたいです。桜と調和する南怡島の写真を見たんですが、大変美しかったです。行くことになったら、春風に桜の花びらが飛ぶ瞬間 [11*] を写真に収めたいです。あ、Wanna Oneの曲が思い浮かびますね。「桜が舞い落ちた日 君に初めて会ったね」 [12*]

 

 


 

*脚注

[1*] Wanna Oneのラストコンサート:
2019年1月27日がWanna Oneラストコンサートの最終日。ラストコンサートはコチョクスカイドームで1/24〜27の4日間開催された。

[2*] オンソンウが初登場した場面:
最初のレベル別評価 
https://youtu.be/fWlUt0CHjvo

[3*] 「ソンウは大丈夫」という短編映画
ソンウがプデュ2出演中、Wanna Oneデビュー前に出演した短編映画 https://www.vlive.tv/post/1-18296630

[4*] 「ソンウは大丈夫」のコメンタリー
ソンウ部分のみ 
https://youtu.be/bCOe3yPYc6s

[5*] ラストコンサートでファンクラブ「Wannable(ワナブル)」の名前を何度も呼んだ:
ラストコンサート最終日、泣きながら伝えた最後のコメント(ワナブル大号泣)

[6*] 「いつも一生懸命で、より発展し、変わらずに、いつもそばにいます」という決心:
Wanna Oneデビュー前、メンバー全員がワナブルに向けて書いた直筆の手紙の内容。ソンウはこの4つの約束をワナブルに伝えた。

[7*] 座右の銘「魅力あるように生きよう」:
Wanna Oneデビュー時にメンバー全員が書いた直筆プロフィールに書かれている。

[8*] ファンのための詩と手紙:
コンサートで読み上げたメンバーとワナブルへの手紙や、ペンカフェに投稿したファンへの自作詩など、詩人オンソンウがファンを感動させたエピソードは数多い。

[9*] ”幸せな待ち時間”:
ソンウがファンへ贈った印象的な言葉の一つ。

[10*] 待つことは辛いことだった:
コンサートのMCでソンウが話した内容。

[11*] 春風に桜の花びらが飛ぶ瞬間:
偶然かもしれないが、Wanna One最後のアルバムのタイトル曲が「봄바람(春風)」。

[12*] 「桜が舞い落ちた日 君に初めて会ったね」:
「약속해요 (I.P.U.)」の歌い出しの歌詞。